自己紹介
初めまして。
アンバー&ジェイド ロースターズ株式会社 代表を務めております、小竹 秀一と申します。
当社は、2025年4月に設立したスペシャルティコーヒー専門のロースターです。
生産地と直接つながり、品質と想いの詰まったコーヒーを、焙煎というかたちで表現し、皆さまの暮らしの中にお届けすることを使命としています。
このページでは、私自身がこれまでどのようにコーヒーと向き合ってきたか、そしてなぜこの会社を立ち上げたのか、その背景を少しご紹介させていただきます。
喫茶店やカフェでのアルバイト経験を経て、コーヒーの世界に足を踏み入れたのは、2007年の春でした。
株式会社トーアコーヒーに入社し、門前仲町の「コーヒー専門店 東亜」で店長として働き始めたのが、私のコーヒー人生の始まりです。
最初は、目の前のお客様に一杯一杯を丁寧に淹れることに全力でした。
でも次第に、「このコーヒー豆は、どこで、誰が育てているのだろう?」と、産地の背景に強く興味を持つようになっていきました。
2011年からは営業部に異動し、卸営業や業務提案に携わる中で、2014年にはついに買い付け担当として海外の生産地を訪れるようになりました。
初めての訪問地はニカラグア。そこからグァテマラ、エルサルバドル、コスタリカ、インド、ブラジルなど、毎年のように世界中のコーヒー産地を巡ってきました。
農園で出会った生産者たちと語り合い、実際に収穫を手伝い、カッピングを共にしながら、コーヒーがただの「商品」ではなく、「人の想いの結晶」であることを強く実感しました。
その一方で、品質評価の面でも学びを深める機会に恵まれました。
カップ・オブ・エクセレンス(Cup of Excellence)国際審査員として、ニカラグア、ホンジュラス、グァテマラ、ブラジル、コロンビアなどの審査会に招かれ、世界中の専門家と共に評価の現場に立ち続けています。
また、台湾やフェアトレード協会など、他国の審査会にも数多く参加してきました。
さらに、トーアコーヒーでは製造部門で焙煎も担当しており、買い付けた豆を自分の手で焼くことも経験してきました。
消費国のカフェ文化を知るため、シアトルやポートランド、ボストン、ヒューストン、ニューヨーク、マドリッド、シンガポール、台北なども訪問し、世界中の“コーヒーの今”に触れてきました。
こうして気づけば18年。
産地と向き合い、焙煎と向き合い、人と向き合いながら、コーヒーを中心に多くの経験を積んできました。
そして2025年2月、トーアコーヒーを退職。
長年思い描いてきた、自分のブランドを立ち上げる決意をしました。
同年4月18日、アンバー&ジェイド ロースターズ株式会社を設立。
「アンバー(琥珀)」と「ジェイド(翡翠)」は、自然と時間が育てる美しい宝石。
私が目指すコーヒーも、そうありたいと思っています。
産地の情熱を、焙煎で表現し、一杯のコーヒーとして皆さんの元へ届ける。
これからも、真摯に、丁寧に、美味しいコーヒーと向き合っていきたいと思います。
そしてお客様とともに素晴らしいコーヒーライフを共有できますと幸いにございます。
アンバー&ジェイドロースターズ株式会社
代表取締役 小竹 秀一